車に乗ると性格が変わるのはなぜ?[ユニークな新規事業、稼げる新規事業をご紹介しています。お気軽にお問い合わせ下さい。]
(2013-08-01 16:15:34) by admin


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車に乗ると性格が変わる、というのはよく聞くことです。
実際に家族とか友人など身近な人が、車に乗ったとたんに、普段温厚な性格なのに急に攻撃的になってびっくりしたという経験がある方も多いのではないでしょうか。

この現象は本当なのでしょうか。本当だとしたら、何が原因なのでしょうか。
交通について書かれた本から引用します。

(引用開始)
(中略)しかしひとたび自動車のハンドルを握ると、「奇妙な現象が起きる」。彼の「性格はそっくり変わって」、横柄ずくの「手のつけようもない怪物」こと「ミスター・ウィーラー」になってしまうのだ。信号が変わるやいなや、公道を我が物顔にほかの車とダッシュ競争(だが、自分のことは相変わらず「うまいドライバーだと思っている」)。そして車を降り、「自分だけの鎧」を奪われてしまうと、ミスターウォーカー(引用者注:普段の温厚な人柄)に戻る。しかし、車に乗るたびに、他の人たちがどう思っているかはわかって」いながら、ミスターウィーラーになってしまう。
(引用終了)出典: となりの車線はなぜスイスイ進むのか?――交通の科学<画像:> P29


どうやら、「匿名性」が深く関わっているようです。確かに自動車に乗っている間は、車種や営業車の看板などはあるにせよ、乗っている人の顔ははっきりとは見えません。信号待ちで無い限り、運転しながらお互いのドライバーが見つめ合うなどということはできませんし、その意味では道路上は「匿名社会」だということが言えるでしょう。

学校などでよくある匿名アンケートや、インターネットの匿名掲示板など、自分の名前が出ないということになると急に性格が変わったような行動に出るケースは見受けられます。これは社会心理学では実験的に確かめられているようです。しかし、匿名だからといって、誰もが攻撃的になるものでしょうか。むしろ、良い方向に変わるというケースがあっても良いような気もしますが、あまり聞きません。

恐らく、これは恐怖心から来ているものだと思われます。車という機械は、人間が持つ数百倍の力を持っています。誰もが頭の中では、「これは単なる移動の道具であって、自動車メーカーが最新技術で作った安全なもの」と分かってはいますが、本能的なところで車に対する恐怖心があります。一歩運転を間違えば、人は簡単に車に死なされてしまいます。包丁などの凶器と同じで、普段は便利なものですが一歩間違えれば大きな殺傷能力がある、という事実を理解しています。それで、周りに少しでも不振な挙動を示す車がいたり、プレッシャーを掛けてくる(感じさせる)ような車がいれば、命を脅かされたような感覚を覚えてしまうのです。この本能的な恐怖心に、匿名性が加わって、道路上に出るとつい攻撃的な行動に出てしまう、というケースが多いのではないでしょうか。

安全運転をする上では、武道と同じく「心」「技」「体」の3つが大切だと言われます。「技」=運転技術や、「体」=体調管理はもちろんのこと、この「心」=感情のコントロールも非常に大切なのではないでしょうか。ここで紹介した「となりの車線はなぜスイスイ進むのか?――交通の科学<画像:> 」も、これを理解する一助になりますし、Shift-UP Clubの教材では「クルマ恐怖症に負けない、最強メンタル術」も教習中の方には好評を頂いています。ぜひ運転前には一度、心を整えるようにしてください。

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