都会暮らしでプチ自給自足を楽しむブログ

プチ自給自足生活の都会暮らし

「自給自足"不完全"マニュアル」教材セット

- 年収100万円でも豊かに暮らせる -

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最初に明言しておきます。
都会暮らしのサラリーマンにとって、完全な自給自足は無理でしょう。いきなり「無理」というのは言い過ぎかも知れませんが、一日の大半の時間を会社で過ごしながら、必要な食料を自分で作るのは非常に難しいことです。ですから、「不完全マニュアル」と名付けています。

ここでいう自給自足とは、食料だけのことではありません。毎月お金が掛かる、いわゆる生活消耗品について全般を指しています。例えば、水・電気・ガスといったエネルギーをはじめ、石鹸や洗剤・シャンプーといった消耗品を含みます。

 


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そもそも、なぜ自給自足が必要なのでしょうか。
お金で何でも手に入る日本に住みながら、自給自足を目指す価値はあるのでしょうか。

まず、著者である私自身の例をもとに、その理由を考えておきたいと思います。


元々私は、全く自給自足とはかけ離れた生活を行っていました。

埼玉県で、ごく普通の会社勤めをしていました。事務系の内勤で、身体を動かすこともありません。休日は大体趣味のレースゲーム(ラリー・WRCが好きなので)ばかりです。ごく稀に仲間でフットサルをやるくらいです。

食生活はと言えば(近くに他のお店などが無かったこともあって)、週5で吉野家に通う生活でした。
自分で料理をするという発想もなく、カップ焼きそばを作るのに失敗したことがあったほど、料理には疎かったものです。

当時は生活を少しでも豊かなものにするために、少しでも給料が上がるように工夫しようとしていました。私はそれほど上司や先輩に取り入ったり、社内のパワーゲームの中で生きたりするのは得意ではありませんでした。もっぱら、作業での成果を上げることや、残業代で稼ぐことしかできませんでした。

手先はそれほど器用ではありませんでしたので、小中学校での家庭科や工作などの授業では、平均以下の平凡な成績でした。農学部を出たわけでもなく、学校を卒業してからは、一切土に触れることすらありませんでした。


CA261029.jpgそんな折に、ある方からの紹介で、栃木にある有機農家さんを訪れる機会がありました。

山あいの典型的な田舎の風景。鳥の鳴き声が、やたらと通る、澄んだ空気の田舎道です。日本昔話に出てきそうな、藁葺きの屋根は、立派な黒い木の柱で支えられて、土間とつながった台所やお風呂、居間と寝室の広いスペースを見渡すようなシンプルな作りです。知り合いの大工さんと相談しながら、出来る所は自分で作業しながら作った家だそうです。

そこでの生活は徹底していました。野菜などの食べ物はもちろん、暖房やお風呂などのエネルギーも薪を使って自給しています。ほぼ100%に近い自給自足を行っていました。軒先では大根を千切りにしたものが、新聞紙を広げていっぱいに並んでいます。「庭で種を捨てたら、大根が出来ちゃって。いま切り干し大根にしてるんですよ」とのご主人の言葉。ひとつ、つまみ食いをさせてもらうと、何と甘いこと。まだ完全に乾燥しきっていない大根の風味が口に広がりました。

畑は全部で4面ほど、大きなスペースを借りているんだそうです。どこも、有機農法で育てているそうです。そこで立派に育っていたほうれん草をひとつまみ頂きました。生でほうれん草を食べたのは初めてでしたが、フルーツのように甘いのには驚きました。


仲間の有機農家さんは、余った農作物などを売って、年間100万円位の収入があるそうです。年収100万円と聞くと、ほとんどの方は興味を持たないでしょうし、それどころか、「それで大丈夫なの?」と思うでしょう。

でも、この「年収100万円」は、都会暮らしのサラリーマンの年収100万円とは、全く意味合いが違います。サラリーマンは、100万円で全て生活に必要なものを賄わなくてはいけません。しかし、有機農家さんは生活に必要なものを、ほとんど自分で生産しています。その上での年間100万の収入です。もう10年以上その生活を続けているという有機農家さんは、1000万円以上の貯蓄があるそうです。その上、食べるものや消耗品は、ほとんど自家製です。スーパーで見かける「顔が見える野菜」どころの話ではありません。はるかに安心度が高いと言えるのではないでしょうか。

年収100万円でも豊かな暮らし、という意味がお分かり頂けると思います。


安心安全な食料を手に入れられるということ。これはまた、植物がどのように育つのかということが、リアルに分かるということでもあります。実際に、カブの黄色い花をみたり、土を掘って里芋を掘り起こしてみたりするのは、子供に対して究極の食育になります。小さなベランダで、プランターで栽培するだけでも、その場がちょっとした食料庫になるということです。

 


現在は「有機農 就農ネット」の運営に携わっています。
このサイトで紹介している有機農家さんのノウハウをそのまま紹介できる訳ではありません。自分の畑で何年も試行錯誤しているノウハウですから、これからスタートする方がすぐに参考にできるものではありません。

有機農応援サイト「有機農 就農ネット」
 

私自身も自分で家庭菜園を初めて、いろいろと学んでいます。このノウハウを共有していきたいと思います。


本書は予備知識すらない、全くの初めての方に向けた、プチ自給自足の入門書です。土の種類や肥料などの、ごく簡単な理解の仕方、始めやすい野菜について語っています。

さらに、エネルギーの自給に関しても収録しています。電気の自家発電、雨水の利用について。さらには、消耗品として毎月出て行きやすい、石鹸や洗剤について。家計簿の付け方に至るまで収録しています。

 

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私が本マニュアル編纂に参考にした本をご紹介します。下記の大判サイズの本「家族で楽しむ自給自足」は、小さな畑を借りたり、動物を飼ったりと、都会暮らしにはやや敷居が高いものの、入門書として大変参考になります。